ジャンクとパコ

何故か最近ジャンクフードが無性に食べたくなるんですよね。

毒々しいものというか、味がコッテリしてて、油とか化学調味料とか後先考えずに摂取するような、そんな食べ物が恋しいのです。
むしろ週に一回くらい揚げ物が出る我が家はちょっとまずい気がするような感じなので、別に家の食事が精進料理や病院食みたいに質素なわけでもなく、ただ何となくジャンクフードが食べたいのです。

しかし、ジャンクフードだなんてひどいですよね。
食物に対して名称だけとはいえゴミ扱いですから。
中には餌扱いしている人もいますが。

自分の中ではジャンクフード＝ファストフードなので、千葉の片田舎とはいえその欲求を満たせそうな選択肢自体は充分にあるのですが、問題はそこから細分化された好みです。

例えば何かしらのハンバーガーが食べたいとする。やはり無難にマックか、いや半端に奮発してモスも、でも明らかに不味くなったモスはどうよ？ここはウェンディーズだろjk、バーガーキングこそ至高ｗｗｗ

みたいな脳内会議を開いたとしても、近場にあるのはマックとモスだけでウェンディーズもバーガーキングもないとか、ね。全く無いなら無いで納得できるのだけど、半端にあるとそれ以外の種類のも食べたくなるのですよ。ドミノピザがデリバリーのピザ屋で一番好きなのですが、近くにはピザーラしかないとか。
といってもそのピザーラも宅配範囲から外れているので、例えとして不適当なんですがｗ

田舎なのでしょうがないのですが、そんなこんなで好みや気分によってはその欲求が満たされない事が多々あります。


最もジャンクな食べ物は何か、と聞かれれば、おそらく自分はラーメンと答えると思います。
濃い味、脂、ニンニク、カロリーと量の割りに低い栄養価、化学調味料etc.etc…
一時期増えてたヘルシー志向とか、一杯で千円以上するラーメンはラーメン的に邪道だと思う。

で、そのジャンクの代表格である（に、している）ラーメン、それも濃い目の白濁としたトンコツ系が食べたい。醤油か塩以外は素人が食べるものとか、そういった意見を一切無視して、理想は天下一品みたいなスープをすくっただけで体に悪そうな感じのラーメンが食べたいのですが、近くには白濁としたトンコツ系のラーメン屋が無いのですよ。

近くでパッと浮かぶのは蘇我のシネコンの近くのショッピングモールに入ってたお店。店の名前は忘れたけど、値段も味もそんなに悪くなかったので、観たい映画もあったし衝動的に行ってきました。一人で。


その観たかった映画は「パコと魔法の絵本」っていう邦画だったんですが、内容は非常に良かったです。詳しい感想は後日書くとして、1800円出して観て損はしない映画。
ＤＭＣを観たときの予告の段階で泣きそうになってたので、これを観に行くとしたら一人で行くこうと思っていて、それを実行したんですが、一人で行って良かったです。

パコ役の子も可愛かったし、話もいい、役者も全体的にしっかりしている、しかしそんな映画を一人で観に来ているオタと、その周囲を囲んでいるカポー様たち。


リア充とか滅びればいいのに（#^ω^）ﾋﾞｷﾋﾞｷ
（逆ギレ）


しかし、映画で満足していたのと、他にも一人で観に来ている人もいたので、「さ、寂しくなんかないもん」と何とか気持ちを持ち直し、もう一つの目的であるラーメン屋へ。


16時過ぎだし大丈夫だろうと、よーし、パパ替え玉も頼んじゃうぞー。とか期待に胸を膨らましてお店まで行ったら「準備中」の立て札が。

照明も落ち、人の気配のない店内。
準備中の立て札には何時から再開とも書いてもいない。
いつ再開するとも分からない店の前で待つことも空しいし、諦めるしかないと悟った瞬間、この欲求が行き場をなくして久々に「FUCK！」って叫びそうになったわ。


しかし、ジャンクを探して、求めて、やきもきするのなんてどんな皮肉かと。