心に余裕が無いのか、逆に余裕があるせいかは分かりませんが、最近は昔よりも素直に感動をするようになったかもしれません。
ちょっとした事で涙腺が刺激されるようになったり、純粋に「すごいなー」とか「可愛いなー」とか思ったり、感受性が少し豊かになったのかしら。
もしくは人格的に丸くなっただけかも。
最近、ポスターとかの広告物に軽く感動する事が多くて、広告っていかにその対象物に興味を引かせるかが肝になってるじゃないですか。その手法としては、映像・文字・音楽等、媒体によって使える素材は変わると思うのですが、素材は違ってもキャッチコピーが重要なのは皆同じだと思うんですよ。ってかかなり大事なんですよ。
いかにインパクトのある言葉を短時間・一目でぶつけて印象に残すか。
広告の大半はこのキャッチにかかってきます。
自分がこれまで見た中で、一番印象に残っているのが
「そうだ、京都へ行こう」
なんですよね。
何故かCMを見る度に誘われるまま一時期京都に行きたくなってました。
これに対する考察は野暮なのでしませんが、最近、こういう上手いキャッチコピーを見ると純粋に感心します。
職場に貼ってある春の全国交通安全運動のコピーは見た瞬間に「上手いなー」って唸っちゃいましたもん。
「一年生 はじめの一歩は 右 左…」
平成21年春の全国交通安全運動推進要綱:
http://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/h21_haru/yoko.html
あとはJRのポスター。
他所でも紹介していたのでリンクも貼っておきます。
弘 前 堀と石垣をめぐらせた名城も、桜前線の前では為す術もない。
角 館 町の中に桜があるのではない。桜の中に町があるのだ。
北 上 冬は必ず春を連れて来る。きっと、人生も同じだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/58809000.html
こういったキャッチコピーを考えるときって、悩みすぎてハゲ上がるんじゃないかってくらい苦しんだと思うんですけど、それでも万人に分かりやすく、かつ短くてインパクトのある言葉を紡げる人は真に頭が良い人なんだと思う。
朝日が使っていた「言葉のチカラ」ってキャッチがあるけど、この意味合いってどちらかといえばブンヤよりもデザイナー側の方がしっくりくるんじゃないだろうか。